安土桃山時代(慶長2年・西暦1597年)に創業した小嶋総本店が
創業期の原点である備前甕仕込にて醸す
備前甕仕込について
縄文時代以降、酒造りに用いられてきた土器。
安土桃山時代に創業した小島総本店でも創業当時の備前甕が残されているそうです。
甕は、非効率な器です。タンクや木桶に比べて小さくデリケートに扱わなければいけません。
しかし、釉薬を塗らず、土をそのまま焼き締めた多孔質の容器で醸造することにより、
甕特有の石や土を舐めたような風味や、微細な気孔に生息する微生物による複雑な味わいが醸し出されると考えられています。
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蔵のコメント
味わいについて
甕で仕込んだことにより生まれたミネラル感と、
生酛づくり由来の多様な微生物が生み出す酸味や旨みがバランスよくまとまっております。
複雑な味わいを日本酒の歴史を引き出しとして楽しみながら、
ご賞味いただければ幸いです。
メロンや梨を思わせる穏やかな香りとともに、石を舐めたようなミネラル感、
甕の素材である土を感じさせる酸味もはっきりと感じられます。
東光のフルーティーでクリーンなスタイルに比べて、より複雑で力強い仕上がりです。
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東光 安土桃山 とは
安土桃山時代に創業し四百年以上酒造りを続ける小嶋総本店が、
岡山・備前焼作家の松井氏との出会いから、創業当時の製法「甕仕込み」に原点回帰し生まれた日本酒です。
甕による酒造りが行われていた時代より続く酒蔵も
現代で醸造に耐えうる甕をつくれる作家も、今では数えるほどしかおりません。
原点回帰したからこそ生み出すことが出来たこのお酒を『安土桃山』という時代名のもとにお届けします。
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原料米:亀ノ尾(50%)、つや姫(90%)
精米歩合:90% アルコール分:15度
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