昨日の「フジマル醸造所」の会で印象的だったのは「デラウェア」のこと。
それは日本で唯一北海道から鹿児島まで栽培されているワインに使える葡萄で、日本の風土にあったものなのに、不当に低く扱われていた。
ほとんどが糖分を思いっきり足して甘口ワインにされて、すりガラスのおじちゃん・おばちゃん用ワインとして売り出されていた(あの独特の甘い香りは補糖のせいだということ)
それをナチュラルに辛口に仕上げて、その可能性を追及しようとして立ち上がったのが山形のタケダワイナリーと滋賀県の岩谷さんが以前醸していたとこのヒトミワイナリーと大阪のフジマル醸造所。
(デラウェアは基本、糖度十分で糖分を足さなくてもアルコールが出る、ナチュラルに造るいは向いている葡萄)
その社長兼醸造人の藤丸さんはデラウェアができる度に岩谷さんに送ってアドバイスをもらっていたそうで・・お二人はデラウェアが取り持つ縁らしい
それで「フジマル醸造所」のある大阪(その中の柏原地区)は戦前からデラウェアの産地で、そのときは日本で一番の産地だったらしい、
その葡萄の可能性を探して、通常タイプ、シュルリー、甕仕込み、スキンコンタクト など7種類の醸造パターンをやって、今度岩谷さんが入ったことでさらに2種類増えて、今は9種類ものデラウェアパターンがあるんだとか。
この蔵はまず「デラウェア」そこに着目してくださいね♪