以下は2011年訪問時の新政酒造です。
秋田市の市街地に蔵はあります。
全て自社精米です。
お米はオール秋田産。そして酵母は自社発祥の「6号酵母」これは「新政(あらまさ)」の決まりごとです。
「吟の精」「改良信交」「美郷錦」「酒こまち」「美山錦」。秋田県には酒米が多種あります。
限定給水で丁寧な原料処理。
屋号はやまウ。そうです「やまユ」のユは祐輔さんの「ゆ」で、そこからとりました。
麹です。訪問した2011年の製造は米が高温障害で溶けが悪く、とにかく苦労しているという話が印象的でした。
「亜麻猫(あまねこ)」の酒母。白麹使用といっても見た目は変わりません!!(当たり前か~)
作り手 佐藤祐輔さん。 祐輔さんはもともと、「食の安全」を中心にしたライター出身。お酒好きで銘酒の数々を自費で購入し、飲み尽くしたというお酒マニア。
自分でこんなにお酒好きなら、酒造りをしようと実家に戻った。
新政(あらまさ)といば老舗の地酒蔵。その蔵を21世紀に合わせて構造改革に着手。
大きな仕込を全て、高品質酒向けの小さな仕込にダウンサイジング。
火入貯蔵はほぼ100%、一回火入れの瓶貯蔵。
”ほぼ”というのは昔風を好む地元の人向けに、あえてタンク貯蔵を残しているんだとか。
仕込を小さくすると仕込本数が増え、そうすると必然的に仕込日数が増え(ゴールデンウィーク)を超えても仕込が続くとか。 そうなると寒冷の地「秋田」でも熱対策がいるわけで・・そこでヤブタ(搾り機)が冷蔵庫に入ったわけです。
槽口は亜麻猫!あ~感動の美酒!!
祐輔さん。お世話になりました♪