11月末のことです。
CPV社長の竹下社長に誘われて、7月に訪問したブルゴーニュ・ボーヌの有名ワイナリーでありナチュラルワインの重要人物である、フリップ・パカレさんが来日され、その囲む会に参加。
ごく内輪の会ということで7月にご一緒させて頂いた輸入元、野村ユニゾンの美濃輪さん、栃木の酒屋さん、神戸の皆さん、合わせて来日されたフランスのエノコネクション伊藤社長、
他大阪の有名社長やインポーター社長数名など豪華なメンバーと
会場の和食店さんでは事前に用意されたワインに合わせて料理をされたことで納得のマリアージュ
最初の蟹🦀からシャブリ1erCruのミネラルピが引き立ち素晴らしい
お出汁のお料理にはサントーバン1erCruの樽の柔らかいニュアンスが良い感じ
焼き魚にはニュイサンジョルジュ 白子の天ぷらにはポマール どちらも1erCru
素晴らしい時間を過ごさせていただきました。
当日聞いたフリップ・パカレさんの自己紹介から抜粋
「祖父母のラピエール家で幼少期を育つ、
伯父のマルセル・ラピエールが進めた自然なワインの黎明期を多感な事の吸収。
また、その理論を考えたジルジョーべ博士にも師事、多くの影響を受ける
そして請われてブリューレ・ロックで醸造長を10年間務める。そこでコート・ド・ニュイの偉大なテロワールを酸化防止剤ゼロで造るという貴重な経験をさせてもらった。
その後2001年に独立、自分のドメーヌを設立した。
偉大な土地は高騰し、そこのヴィニロンになれないので、新しいスタイルのドメーヌを模索した。
2006年にボーヌ駅前に今のドメーヌ建物を購入
6万~7万mlの年間製造量で12人のスタッフが居る、製造量に対して多いスタッフ数がいるが自然なワインを造るには人的力がとても多く必要になるため。
その土地、土地のテロワールを表現するために、熟成でそれぞれの味にエネルギーを動していく情報を解けこましておく。
そのための前提として、畑の仕事をしっかりして野生酵母を動かすようにする。
収穫時には畑の中で選果し、仕込みはそのまま全房で赤はそのままタンクに投入
白はプレスだけをして入れる。
シンプルだけどその工程は大変な仕事です。
葡萄の皮の周りの野生酵母がいっぱい付いてる、それを使うために全房発酵をする、それが特徴です。苦みが出るんじゃないか?といわれるが、そうならないような職人仕事が要求され、それでしか出来ない
発酵終わったらプレス。
全房の良さとして茎がアルコールを吸収して軽やかな味わいになる。
樽は玉子型というのが大事、それが素晴らしい熟成を生む。
So2酸化防止剤は瓶詰め詰め3ヶ月前に15~20ppm
今日空けた4種類のワインはすべて2015年のもの。この年は暑過ぎてミネラルあるワイン作るにが難しかった」
⇒でもやはり素晴らしい造り手、どのワインはパカレの味わい、そしてテロワールが表現されていて素晴らしいかったですよ!
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