MarcelLapierre / マルセル・ラピエール 訪問記 201907
フランス ボージョレ地区モルゴン村
ここからナチュラル・ワインは始まった!
そんな自然派ワインの聖地へ遂に来ました。「マルセル・ラピエール」
ボージョレのクリュ地区である”モルゴン村にあります。
マルセル・ラピエール亡きあとは、ご子息二人がその後を継続・発展させている。
当日はカミュ・ラピエールさんが応対していただいく。主に醸造を担当
写真のワイナリー周辺の畑は、一度も化学薬品が入ったこともない畑。
フワフワな土壌が印象的だった。
それで・・ボージョレは全てガメイ種で造られる。
そしてそれは,昔ながらの株仕立て(ゴブレ)
で、とても背が低い。
ヴィラージュ以上の特定畑はそれが指定されているそうで・・
どうしてかと言うと私が調べたところに拠ると・・ガメイは樹勢が強く、 その仕立て方法は“成り”を抑制し自然な収量制限効果があるんだとか。
また低いことで葉が葡萄隠し、熱から守る効果もある。
訪問前週の40度近い猛暑も全く問題無かったとはカミュさんの言。
しかし大変なのは収穫で!
座ったり立ったり、スクワットをするような感じで、慣れない人は1時間もするとヘロヘロになる(;_;)。
さて、醸造面においてはMCと呼ばれる“マセラシオン・カルボニックはボージョレで使われる製法で、
ここが本家本元なので詳しく聞く。
まずは”健全な葡萄“
そこに拘る、それさえあれば自然に良いワインになるよ!という考え方
自社畑 17ha、規模でいうと約倍の収穫人 90人!!を雇う。
それは全て手摘みということもあるけど、 ”徹底的な選果“して悪い部分を徹底的排除。
それに人手がいるから
同行のインポーターさんいわく
「その選果レベルは世界一ですよ!
何故かいうとスタッフの意識が高いからです。世界中からマルセール・ラピエールファンが集まってくるので」
なるほど、そして一晩その葡萄を冷やし、
そしてトランコニックと呼ばわれるボージョレの伝統的木製タンクに葡萄をまるごと入れる 、その量は4トン。
下が重みで潰れてジュースが出る、
タンク の中は90パーセント粒
10パーセント発酵の状態
出る二酸化炭素が葡萄を守り
酵素が動いて葡萄の旨味が果肉が溶け込んで来る
マセラシオン・カルボニック期間は2週間~6週間、それは毎年変える皮の暑さ、品質、花梗の熟度や酸
そして終了後は昔ながらの垂直式プレス機の利点を生かして長い時間をかけてプレス。
ガメイから良い葡萄ジュースを取るには垂直ブレス重要との認識、ゆっくり搾る。
プレスされたジュースは小さい樽に入れて最終発酵する。
「マルセル・ラピエール」
戦後の大量生産時代、 化学薬品付けの畑と葡萄造りを嘆き、
お爺さんの時代のワインに戻ろうと理論を考えた「ジュール・ショーヴェ」先生。
その先生の理論を忠実に受け継いで自然派ワインを作り出したマルセル・ラピエール。
またその素晴らしい人柄で、栽培方法・醸造方法を分け隔てなく教え、それは世界中に広がっていった。
残念ながら2010年に亡くなり、あとは二人の兄弟が引き継ぎ発展させている
醸造は主に今回説明いただいた妹のカミュさんが担当している。
お父さんの製法を守り、より理想に忠実にすることにより益々美味くなっていると評判の「ドメーヌ・ラピエール」
日本に入ってくる定番ワインは・・
若木から作る「レザンゴロア」(=フランス原住民の意味) こちらはその誇る”徹底的な選果作業=ピュアな果実のみで造る”
それが如実に表れていると思う。
いつ飲んでも、その綺麗でピュアでフレッシュな味わいに驚く!
40年程度の木から作る「モルゴン」
それはそのテロワール“火山性の花崗岩が風化した石が交じる砂地”を反映、膨らみと、その奥行きが素晴らしい。
そして極少量日本に入ってくるという「キュベ マルセル・ラピエール」(当店には未入荷。)
モルゴンで最も高い丘で火山性・花崗岩が多い”コート・ド・ピュイ”の樹齢100年の畑を使う。
土壌の味わいがしっかり生かされて縦の長い、余韻がとっても良いワイン。
そしてこちらは数が少なくフランス限定という「CAMILLE カミュ」(現醸造家の名前)
こちらはコート・ド・ピュイ”の樹齢70年の畑を使うそう。トレードマーク?のソバージュがあしらわれていて可愛いラベル。
2018は何と6週間もマセラシオン・カルボニックをしたそうで・・凄い優しい果実味・ボリューム感。
「普通は乳酸発酵が始まっちゃうだけどね~」とはカミュさん、とても状態の良い葡萄だったらしい。
毎夕こちらのテーブルにはナチュラルワインの造り手が三々五々集まったそうな。
このようなお摘みと共に、マルセルとのよもやま話”に花が咲いただろうな~。
インポーターのS氏はこちらで1年間修業したとかでカミュさんとは旧知の間柄、お二人とも最高の笑顔!
フランス ボージョレ地区モルゴン村
ここからナチュラル・ワインは始まった!
そんな自然派ワインの聖地へ遂に来ました。「マルセル・ラピエール」
ボージョレのクリュ地区である”モルゴン村にあります。
マルセル・ラピエール亡きあとは、ご子息二人がその後を継続・発展させている。
当日はカミュ・ラピエールさんが応対していただいく。主に醸造を担当
写真のワイナリー周辺の畑は、一度も化学薬品が入ったこともない畑。
フワフワな土壌が印象的だった。
それで・・ボージョレは全てガメイ種で造られる。
そしてそれは,昔ながらの株仕立て(ゴブレ)
で、とても背が低い。
ヴィラージュ以上の特定畑はそれが指定されているそうで・・
どうしてかと言うと私が調べたところに拠ると・・ガメイは樹勢が強く、 その仕立て方法は“成り”を抑制し自然な収量制限効果があるんだとか。
また低いことで葉が葡萄隠し、熱から守る効果もある。
訪問前週の40度近い猛暑も全く問題無かったとはカミュさんの言。
しかし大変なのは収穫で!
座ったり立ったり、スクワットをするような感じで、慣れない人は1時間もするとヘロヘロになる(;_;)。
さて、醸造面においてはMCと呼ばれる“マセラシオン・カルボニックはボージョレで使われる製法で、
ここが本家本元なので詳しく聞く。
まずは”健全な葡萄“
そこに拘る、それさえあれば自然に良いワインになるよ!という考え方
自社畑 17ha、規模でいうと約倍の収穫人 90人!!を雇う。
それは全て手摘みということもあるけど、 ”徹底的な選果“して悪い部分を徹底的排除。
それに人手がいるから
同行のインポーターさんいわく
「その選果レベルは世界一ですよ!
何故かいうとスタッフの意識が高いからです。世界中からマルセール・ラピエールファンが集まってくるので」
なるほど、そして一晩その葡萄を冷やし、
そしてトランコニックと呼ばわれるボージョレの伝統的木製タンクに葡萄をまるごと入れる 、その量は4トン。
下が重みで潰れてジュースが出る、
タンク の中は90パーセント粒
10パーセント発酵の状態
出る二酸化炭素が葡萄を守り
酵素が動いて葡萄の旨味が果肉が溶け込んで来る
マセラシオン・カルボニック期間は2週間~6週間、それは毎年変える皮の暑さ、品質、花梗の熟度や酸
そして終了後は昔ながらの垂直式プレス機の利点を生かして長い時間をかけてプレス。
ガメイから良い葡萄ジュースを取るには垂直ブレス重要との認識、ゆっくり搾る。
プレスされたジュースは小さい樽に入れて最終発酵する。
「マルセル・ラピエール」
戦後の大量生産時代、 化学薬品付けの畑と葡萄造りを嘆き、
お爺さんの時代のワインに戻ろうと理論を考えた「ジュール・ショーヴェ」先生。
その先生の理論を忠実に受け継いで自然派ワインを作り出したマルセル・ラピエール。
またその素晴らしい人柄で、栽培方法・醸造方法を分け隔てなく教え、それは世界中に広がっていった。
残念ながら2010年に亡くなり、あとは二人の兄弟が引き継ぎ発展させている
醸造は主に今回説明いただいた妹のカミュさんが担当している。
お父さんの製法を守り、より理想に忠実にすることにより益々美味くなっていると評判の「ドメーヌ・ラピエール」
日本に入ってくる定番ワインは・・
若木から作る「レザンゴロア」(=フランス原住民の意味) こちらはその誇る”徹底的な選果作業=ピュアな果実のみで造る”
それが如実に表れていると思う。
いつ飲んでも、その綺麗でピュアでフレッシュな味わいに驚く!
40年程度の木から作る「モルゴン」
それはそのテロワール“火山性の花崗岩が風化した石が交じる砂地”を反映、膨らみと、その奥行きが素晴らしい。
そして極少量日本に入ってくるという「キュベ マルセル・ラピエール」(当店には未入荷。)
モルゴンで最も高い丘で火山性・花崗岩が多い”コート・ド・ピュイ”の樹齢100年の畑を使う。
土壌の味わいがしっかり生かされて縦の長い、余韻がとっても良いワイン。
そしてこちらは数が少なくフランス限定という「CAMILLE カミュ」(現醸造家の名前)
こちらはコート・ド・ピュイ”の樹齢70年の畑を使うそう。トレードマーク?のソバージュがあしらわれていて可愛いラベル。
2018は何と6週間もマセラシオン・カルボニックをしたそうで・・凄い優しい果実味・ボリューム感。
「普通は乳酸発酵が始まっちゃうだけどね~」とはカミュさん、とても状態の良い葡萄だったらしい。
毎夕こちらのテーブルにはナチュラルワインの造り手が三々五々集まったそうな。
このようなお摘みと共に、マルセルとのよもやま話”に花が咲いただろうな~。
インポーターのS氏はこちらで1年間修業したとかでカミュさんとは旧知の間柄、お二人とも最高の笑顔!
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