Jean Claude Lapalu ジャン・クロード・ラパリュ 訪問記
フランス・ボージョレ地区
ボージョレ地区のナチュラルワインの創始者が”マルセル・ラピエール”で、いろんな人が彼の廻りには集まってきました
そして現在では、その面倒見の良さで造り手の中心にいるのはJean Claude Lapalu ジャン・クロード・ラパリュさんです。
訪問は丁度1年前ですが、その時の資料を引っ張りだして書いています。(^_^;)
ラパリュさんはボージョレ界の渡哲也と呼ばれ(日本人の間ですが・・)、お姉さま方の熱い視線を一身に受ける!?しかしサングラスが似合いそう。
ワイナリーは旧火山?の山がまるごとクリュ地区 に指定されている”コート・ド・ブルイィ”及び“ブルイィ”の山麓にある。(上記写真の遠方に見えるのがそう)
ワイナリー周辺はボージョレ・ヴィラージュ指定であり、ワイナリーにとって重要なキュベである”Eau Forte オー・フォール”や ”Tentation タンタシオン”を産む畑がある。
まずはワイナリー真横にあるTentation タンタシオンの畑へ。樹齢は約10年
体に染み込むようなワインを目指してSo2ゼロで醸したワインです。
(2017は12日間のマセラシオンカルボニッック、プレス後、樽発酵そして全ての工程でSo2ゼロで仕上げる)
花崗岩が風化して砂に 下は花崗岩の岩盤。
かなり低く仕立てて、手作業しか出来ない
ボージョレで一番早く収穫の始まる場所とのことで、昨年は8月末に、今年も成長が早いという話なのでその頃には収穫が始まるはず。
ヌーヴォーも含め、コブレと呼ばれる株仕立てで可能な限り低く栽培されています。それが花崗岩の砂地に合う栽培方法とで1930年代からこの栽培方法が維持されています。
そこから5分程歩くと”Eau Forte オー・フォール”の畑。
”Eau Forte オー・フォール” はワイナリーを代表するキュベ。樹齢約45年、この畑からは濃いジューシーなジュースが取れる。
トラクターが入れるのを優先せず、農薬の無い時代の栽培方法で行われている。
ふかふかの生きている土壌。
ここから醸されるワインには、水のような”というラベルの意味通り、柔らかいスタイルを目指して造られた
味が違うと言われAOC認定協会と喧嘩、ヴァン・ド・フランスに。
「永遠にそれでいいと思っているよ~」とはラパリュさん。
そして今回は訪れていませんが他に代表的な畑は・・・
下記写真のBROULLY山の下部に位置するクリュ指定のBroully ブルイィ。ボージョレの一番北のクリュで一番指定面積が広いとのこと。
昔火山だったため火山性の花崗岩が多い地層、ラパリュさんの畑ではパワフルな葡萄が収穫できるそうで、
それを活かし、ガメイでボルドーのような濃縮されたワインを造っています。
右のキュベ「Broully ブルイィ Cuvee des fous キュベ・デュ・フ」です。ボージョレでガメイですがボルドー瓶に入っています。
これを飲んだ方はこれがガメイ?と驚いた(゚O゚) これでラパリュさんのワイナリーが有名になった。
1900年に植えた葡萄で造る・・樹齢119年!!凄い。
そしてそれらの畑から収穫された葡萄がすぐに醸造所に運び込まれる体制になっている。
MC終了後、垂直式プレス機で24時間ゆっくり押す
プレス機は大型と小型 どちらも1800年代のもの、渋味、苦みの少ない いいジュースが取れる
それでプレスしたジュースも冷やす(他であまりしない)香りのアロマを出すために→
料理と一緒で 低温でじっくりアルコール発酵。
温度コントロール出来ない前は重かった、出来てアロマティック で優しくなった。
随分前からアンフォラの仕込みも、容器が小さいので全て除梗し粒でギリギリまで入れる。
手で押してピジャージュしてアルコール発酵、翌年4月までマセラシオン状態のままで。
アンフォラはこちらの小さい垂直式搾り機で搾り上げます。
ガメイでのアンフォラ表現が面白いワイン 「ALMA MATER アルマ・マテール」という名前で発売されています。
そしてもう一つの主力ワインといえば何と言ってもNouveau ヌーヴォー
★ヌーヴォーのぶどうは何と樹齢60年で本当のマセラシオン・カルボニック、そしてSo2ゼロ
ラパリュのワイナリーから北東5キロのCharentayシャレンタ村のヴィエイユ・ヴィーニュ使用。このガメイの古木は有機栽培、収穫量は少ないが熟度の高い高品質なぶどうを造りだそうです。
本来のマセラシオン・カルボニック。一切除梗しない房そのままの状態で発酵、ピジャージュも一切せず、皮を一切傷付けずに優しく発酵。ぶどうの粒の中で果汁がゆっくり発酵。
プレスは上記写真の垂直式で24時間かけてゆっくりプレス。
酸化防止剤(SO2)は、醸造中も瓶詰め時も一切使用しません。 野生酵母の自然な働きによりテロワールを素直に表現した、とても優しい味わいに仕上がります
その味わいをラパリュさんはこう表現!
「新鮮なぶどうの香りを思い起こしてくれるようなアロマ、収穫したぶどうを丸ごと、今まさに搾っている香りをそのまま再現するようなヌーヴォー」
今年も期待したいですね♪
他にもワイナリーではたくさん試飲しました
ラパリュさんから最後にサインをもらう。
フランス・ボージョレ地区
ボージョレ地区のナチュラルワインの創始者が”マルセル・ラピエール”で、いろんな人が彼の廻りには集まってきました
そして現在では、その面倒見の良さで造り手の中心にいるのはJean Claude Lapalu ジャン・クロード・ラパリュさんです。
訪問は丁度1年前ですが、その時の資料を引っ張りだして書いています。(^_^;)
ラパリュさんはボージョレ界の渡哲也と呼ばれ(日本人の間ですが・・)、お姉さま方の熱い視線を一身に受ける!?しかしサングラスが似合いそう。
ワイナリーは旧火山?の山がまるごとクリュ地区 に指定されている”コート・ド・ブルイィ”及び“ブルイィ”の山麓にある。(上記写真の遠方に見えるのがそう)
ワイナリー周辺はボージョレ・ヴィラージュ指定であり、ワイナリーにとって重要なキュベである”Eau Forte オー・フォール”や ”Tentation タンタシオン”を産む畑がある。
まずはワイナリー真横にあるTentation タンタシオンの畑へ。樹齢は約10年
体に染み込むようなワインを目指してSo2ゼロで醸したワインです。
(2017は12日間のマセラシオンカルボニッック、プレス後、樽発酵そして全ての工程でSo2ゼロで仕上げる)
花崗岩が風化して砂に 下は花崗岩の岩盤。
かなり低く仕立てて、手作業しか出来ない
ボージョレで一番早く収穫の始まる場所とのことで、昨年は8月末に、今年も成長が早いという話なのでその頃には収穫が始まるはず。
ヌーヴォーも含め、コブレと呼ばれる株仕立てで可能な限り低く栽培されています。それが花崗岩の砂地に合う栽培方法とで1930年代からこの栽培方法が維持されています。
そこから5分程歩くと”Eau Forte オー・フォール”の畑。
”Eau Forte オー・フォール” はワイナリーを代表するキュベ。樹齢約45年、この畑からは濃いジューシーなジュースが取れる。
トラクターが入れるのを優先せず、農薬の無い時代の栽培方法で行われている。
ふかふかの生きている土壌。
ここから醸されるワインには、水のような”というラベルの意味通り、柔らかいスタイルを目指して造られた
味が違うと言われAOC認定協会と喧嘩、ヴァン・ド・フランスに。
「永遠にそれでいいと思っているよ~」とはラパリュさん。
そして今回は訪れていませんが他に代表的な畑は・・・
下記写真のBROULLY山の下部に位置するクリュ指定のBroully ブルイィ。ボージョレの一番北のクリュで一番指定面積が広いとのこと。
昔火山だったため火山性の花崗岩が多い地層、ラパリュさんの畑ではパワフルな葡萄が収穫できるそうで、
それを活かし、ガメイでボルドーのような濃縮されたワインを造っています。
右のキュベ「Broully ブルイィ Cuvee des fous キュベ・デュ・フ」です。ボージョレでガメイですがボルドー瓶に入っています。
これを飲んだ方はこれがガメイ?と驚いた(゚O゚) これでラパリュさんのワイナリーが有名になった。
1900年に植えた葡萄で造る・・樹齢119年!!凄い。
そしてそれらの畑から収穫された葡萄がすぐに醸造所に運び込まれる体制になっている。
MC終了後、垂直式プレス機で24時間ゆっくり押す
プレス機は大型と小型 どちらも1800年代のもの、渋味、苦みの少ない いいジュースが取れる
それでプレスしたジュースも冷やす(他であまりしない)香りのアロマを出すために→
料理と一緒で 低温でじっくりアルコール発酵。
温度コントロール出来ない前は重かった、出来てアロマティック で優しくなった。
随分前からアンフォラの仕込みも、容器が小さいので全て除梗し粒でギリギリまで入れる。
手で押してピジャージュしてアルコール発酵、翌年4月までマセラシオン状態のままで。
アンフォラはこちらの小さい垂直式搾り機で搾り上げます。
ガメイでのアンフォラ表現が面白いワイン 「ALMA MATER アルマ・マテール」という名前で発売されています。
そしてもう一つの主力ワインといえば何と言ってもNouveau ヌーヴォー
★ヌーヴォーのぶどうは何と樹齢60年で本当のマセラシオン・カルボニック、そしてSo2ゼロ
ラパリュのワイナリーから北東5キロのCharentayシャレンタ村のヴィエイユ・ヴィーニュ使用。このガメイの古木は有機栽培、収穫量は少ないが熟度の高い高品質なぶどうを造りだそうです。
本来のマセラシオン・カルボニック。一切除梗しない房そのままの状態で発酵、ピジャージュも一切せず、皮を一切傷付けずに優しく発酵。ぶどうの粒の中で果汁がゆっくり発酵。
プレスは上記写真の垂直式で24時間かけてゆっくりプレス。
酸化防止剤(SO2)は、醸造中も瓶詰め時も一切使用しません。 野生酵母の自然な働きによりテロワールを素直に表現した、とても優しい味わいに仕上がります
その味わいをラパリュさんはこう表現!
「新鮮なぶどうの香りを思い起こしてくれるようなアロマ、収穫したぶどうを丸ごと、今まさに搾っている香りをそのまま再現するようなヌーヴォー」
今年も期待したいですね♪
他にもワイナリーではたくさん試飲しました
ラパリュさんから最後にサインをもらう。
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