風の森が想像する未来の酒、「高温発酵」を利用して醸す。精米歩合90%をその強い溶解力を利用して、高精白のお酒と変わらない味に仕上げる。農業の担い手が少くなる時代に向けて
【お一人様一本でお願いします。】
風の森 25周年記念酒として発売されたのは・・風の森が想像する未来の酒・・前回の多種の菌を取り込んで醸す酒に引き続き、「高温発酵」を利用して醸されるお酒をリリースしました。
~その考察はとても長くなりました、長文です~
ご存じの通り、現在の特に人気のある日本酒は、低温で長期に渡ってゆっくり発酵させることによって醸されます。
それによって綺麗な吟醸香が立ち、アルコール分と米の甘味と、その米の素材の味わいが、綺麗に滑らかに融合するお酒が出来あがる訳です。
低温で発酵させるということは=お米もそんなに溶かさない=精米歩合65~50%の通常の純米吟醸や純米酒のクラスのお米の精米歩合になります。
風の森では室町時代のお酒造りを再現した、全く冷蔵を使わない室町時代の造りを再現し、夏仕込みを行う「享和蔵」で酒造り行い「水端(みずはな)」という再現ブランドを作る中で、高温でのお酒造りの仕込み技術を会得。
その技術の一部を既存の風の森に生かせないか?そう考えて、生まれたのが今回の「未来予想酒Ⅱ」です。
風の森は、25周年を記念酒第二段として今回「未来予想酒Ⅱ」を発売しました。このお酒は、風の森が想像する未来技術を取り込んだ醸された酒であり、予想する技術とする「高温発酵」を利用して醸造されます。
ご存じの通り、現在の人気のある日本酒は、低温で長期間ゆっくりと発酵させることによって作られます。
この方法により、綺麗な吟醸香が立ち上り、アルコール分と米の甘味、そしてその米の素材の味わいが滑らかに融合したお酒が完成します。
低温での発酵ということは、お米の溶解も少ないため、通常の純米吟醸や純米酒のクラスと同じように、精米歩合が65〜50%のお米を使用します。
風の森では、室町時代の酒造りを再現し、全く冷蔵を使わない「享和蔵」という造りを実践しています。そして、「水端(みずはな)」というブランドで夏仕込みを行っています。その中で、高温での酒造りの技術を習得しました。
その技術の一部を、既存の風の森で活用したいと考え、今回の「未来予想酒Ⅱ」が生まれました。
さて、その移植された「技術」についてですが、蔵元から酒販店に渡された資料を読み解くと、精米歩合90%のお酒の初期発酵段階を高温で進め、低温では実現できないような「溶解力」でお米のデンプンを変える工程が行われたのではないか?と考えます。そして、高温の力を借りて溶けたデンプンを、中盤から終盤にかけて既存の風の森と同様の低温長期発酵で行ったのではないか?と思います。
そして、出来上がったお酒は657や507と何ら変わらないお酒が、精米歩合90%のお酒から生まれているのです!これには驚きですね。テスティングしてみて、「いつもの風の森の味だ!」と何も変わらないことに、一瞬この酒の意味を理解できませんでしたが、スペックを再度見直してみると、精米歩合90%なんです!これは驚きすべきことだと後から徐々に理解できました。
では、この精米歩合90%のお酒の意味とは何でしょうか?現在、日本の農業は高齢化が進み、米の生産が困難になっています。また、良質なお酒を作るためには農薬や肥料の使用を減らすことが必要であり、その方向に進むほど、お米の生産量が減少するというジレンマも生じます。
つまり、精米歩合90%で今の50~65%磨いたお酒と、何の変わりもないお酒が作れるということは、これが本当に日本酒の未来を描くものだと感じました。このお酒は、日本酒の進化に向けた貴重な第一歩となったかもしれません。
--------------------
蔵元からのコメント
裏ラベルより
今年2023年、「風の森」は25周年を迎えることができました。ここに今までの風の森を手に取ってくださった全てのお客様に心より御礼申し上げます。
現代の日本の醸造では一般的に冬季の低温発酵による微生物の営みによって味わいを紡ぎだしますがこれは江戸時代から。それまでは夏の30℃違い温度帯でも日本酒を造っていました。25年後の風の森では中世のような高温発酵、現代の低温発酵を自在に操り、多重層化した香りや味わいを表現しているのではないかと未来予想しました。
油長酒造株式会社 十三代 山本長兵衛
--------------------
原料米:奈良県産秋津穂100%使用
精米歩合:90%
栽培者:中西哲也
アルコール分:14度 2023BY秋仕込み
発酵日数:非公開
醸造責任者:中川悠奈
製造者:奈良県御所市 油長酒造
商品説明
午前10時までの注文で最短即日発送!【正規取扱店】実店舗と通販の運営で豊富な在庫を確保!風の森が想像する未来の酒、「高温発酵」を利用して醸す。精米歩合90%をその強い溶解力を利用して、高精白のお酒と変わらない味に仕上げる。農業の担い手が少くなる時代に向けて
商品仕様
製品名: | 風の森(かぜのもり) 未来予想酒2 ~高温発酵の世界~ 720ml |
---|---|
メーカー: | 油長酒造 |
※当店からのお願い
【商品の保管方法について】
生酒についてはクール便を推奨しており、保管方法は冷蔵庫での保管をお願い致します。火入れ酒についても夏季はクール便を推奨しております。商品発送後の品質管理について、弊社は一切の責任を負いかねますのであらかじめご了承ください。
【ご到着日について】
ご注文日から1週間以内の着日指定をお願いしております。この期間中のみ、商品をお取り置きいたします。
【店頭引き取りについて】
オンラインでご注文された商品の店頭引き取りはお受けしておりません。
【追加注文について】
追加注文は承っておりません。同梱をご希望の場合はキャンセル後に再度ご注文ください。
====================================================
ご注意事項
油長酒造の日本酒は12月から3月以外はクール便が必須の商品となりますため、ご注文の際、クール便のご指定がない場合、自動的にクール便で手配させて頂きます。
予めご了承いただけますようお願い申し上げます。
【クール便料金】
330円税込(1800ml×5本 又は 720ml×12本まで)
726円税込(1800ml 6本~8本)
====================================================