赤ワインを象徴する黒スグリやカシスのニュアンスと、白葡萄由来のアプリコットやピーチの風味が複雑に絡み合う、様々な要素が組み合わさり、オレンジワインと同じような用途に使える。
ポルトガルのナチュラルワインは、今現在において、ワイン生産者の世代交代が進み、以前の世代が「フランス」のボルドーなどに倣っていた動きをやめ、新しい若い世代が各地域固有のぶどう品種を活かし、土壌に合った個性豊かなワインを生産しようという動きが広がっています。
このワインの特徴は、色調は濃厚な赤ワインでありながら、非常に果実味豊かに仕上がっている点です。
その秘密はおそらく。"フィールド・ブレンド"にあるのではないでしょうか。葡萄畑には、その土地の気候に適した多様な在来品種が植えられており、収穫時には黒葡萄や白葡萄に関わらず、さまざまな品種が収穫され、そのまま一つのタンクで醸造されています
そのため、色合いは黒葡萄の影響を受け、濃厚な赤ワインのように見えますが、実際に飲んでみると軽やかで果実味豊かなロゼワインに近い赤ワインであることに驚かされるでしょう。
赤ワインを象徴する黒スグリやカシスのニュアンスと、白葡萄由来のアプリコットやピーチの風味が複雑に絡み合い、対立するフレーバーを生み出しています。
様々な要素が組み合わさったワインであり、油っぽい肉料理以外にも合わせられそうであり、オレンジワインと同じような用途に使えるものだと思います。
飲食シーンで最も汎用性の高い味わいのワインです。
たとえば、実際の飲食シーンで軽い料理にこのワインを合わせて提供すると、「赤ワインなので、なぜこのシーンや料理に合うのか?」と疑問に思われるかもしれませんが、実際に飲んでいただければ納得していただけるでしょう。このように提供する側のセンスを発揮し、お客様に驚きをもたらすことができるでしょう。
造り手:ジョアォン・コシュタについて
「ダォン生まれのジョアォン・コシュタは、家族と共に農業に従事しながら成長し、2011年にコインブラ農業学校(ESA)で有機農業を学ぶ。イタリアのアルバでのインターンシップを経てワインへの情熱を深め、リスボンの農業高等研究所でブドウ栽培と醸造学の修士課程に進んだ。スイスのヨハニターケラー、ポルトガルのフムス・ワインズ、キンタ・ダ・セッラディーニャなどでの経験を経て、人為的介入を最小限に抑え、テロワールを純粋に表現したワインに対する感性を磨いた。現在はドミニオ・ド・アソールでもワイン造りに情熱を注いでいる。プロジェクトの名前『ベイオルテ(BEIORTE)』は、かつてこの村で話され、今も特に老人によって使われている方言(アルギナ=arguina)で「ワイン」を意味する言葉。高齢化が進みブドウ栽培と醸造を続けることが困難になるケースが増えている中で、放棄されつつあった古いブドウ畑を引き受けて、古代から受け継がれてきたブドウ樹の遺伝的遺産を保存し、次世代に渡すことを目指している。」
国・地域: ポルトガル / ダォン
品種:バガ主体、トゥリガ・ナシオナル
植樹:1940年以前
位置:標高300m、北向き
土壌:砂と石英混じりの花崗岩
醸造:除梗し7日間マセレーションをした後、垂直プレス。ラガール(開放発酵槽)で野生酵母とともに醗酵、温度コントロールはしない
貯蔵:ステンレスタンクで11ヵ月間熟成
商品説明
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商品仕様
製品名: | Joao Costa ジョアォン・コシュタ / Beiorte - Palhais Tinto ベイオルテ パリャイシュ・ティント750ml【自然派 ボルトガル 赤】 |
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